このビルは何に使われていたの?

このビルは何に使われていたの?

お客さまから、「このビルは元々何に使われていたの?」と聞かれることがよくあります。
今回はそのお答えとRe-TAiLのコンセプトについて、あらためてお話しますね。

1933年から82年間、繊維組合の事務所として使われていました

このビルは1933年に建てられてから2015年まで、実に82年もの間、繊維組合の事務所として使われてきました。
一宮市近郊は世界的にも有名な毛織物産地としての歴史があり、最盛期に比べれば減ってはいますが、今でも繊維に関わる企業が数多く活動しています。
繊維業の組合も、糸や織物などの工程別や地域別にいくつもあって、2015年時点では6つの組合がこのビルで仕事をしていました。

毛織物の産地、尾州(びしゅう)=せんいのまち

一宮市は世界三大毛織物産地のひとつ、「尾州」の中心地です。一宮市は世界三大毛織物産地のひとつ、「尾州」の中心地です。
尾州とは愛知県一宮市、稲沢市、津島市、江南市、名古屋市、岐阜県羽島市など一帯の地域のことです。
世界ではビエラ地域(イタリア)、ハダースフィールド地域(イギリス)に並び、日本で最大の毛織物産地として、国内生産量の約8割をこの地域が占めています。
現在は毛織物だけでなく繊維の総合繊維産地として、世界の有名メゾンや百貨店の売場でおなじみの国内ブランドなど、多数のアパレルメーカーなどに採用されています。

繊維に関連したビル=せんいのビル

1933年竣工当時の写真。ビルは元々、「尾西織物同業組合事務所」として、1933年(昭和8年)に建てられ、2015年までずっと繊維組合事務所として使われていました。
いつからかは定かではありませんが、その後、入居していた組合の名前から「尾西繊維協会ビル」と呼ばれていました。
協会に属する尾西毛織工業協同組合を略して「毛工(けこう)ビル」と呼ぶ人もいました。
当時は、事務作業や織物の検品をしたり、新製品の発表・展示会や会議、パーティなども行われていたようです。
入居していた全ての組合事務所は、2015年11月に一宮商工会議所ビルへの移転が決まっており、一時は解体の危機に瀕しましたが、「せんいのビル」として再活用を提案し、ビルの名称を「Re-TAiL(リテイル)」と改めてあらたに活動することになりました。

「せんいのまちで、せんいのビル」

せんいのまちで、せんいのビル。2016年3月からは、地元繊維企業のご協力により「株式会社リテイル」を設立し、ビルの運営・管理をしています。(ビルは尾西繊維協会が引き続き所有)
Re-TAiLのコンセプトは「せんいのまちで、せんいのビル」。
毛織物の産地、尾州・一宮という「せんいのまち」で、これからも繊維やファッションに関するモノやコトを集めて「せんいのビル」として続けていきます。
だから「せんいのまちで、せんいのビル」なのです。
最近は古民家やレトロビルのリノベーションが盛んですが、これだけ古いビルで建てられた当時から現在まで、目的が変わっていないのはとても珍しいことではないでしょうか。
83年の歴史と先人の英知を象徴するようなこのビルで、優美な建築空間をそのまま活かしながら、あたらしい価値を紡ぐために、Re-TAiLは「せんいのまちで、せんいのビル」をコンセプトに運営していきます。

さらに詳しく知りたい方は

ビルについてさらに詳しく知りたい方はABOUT THIS BUILDINGを是非ご覧ください。
竣工当時の写真を交えて、フロアや各部屋について解説していますよ。
Re-TAiLの玄関近くに設置されたパネルにも詳細を載せていますので、ご来館の際にじっくりお読みくださいね。
Re-TAiLについてさらに詳しく知りたい方はABOUT “Re-TAiL”をご覧ください。
社名の由来や会社概要をご覧いただけます。
ビルの歴史や私たちの活動について、少しでも興味を持って頂けると嬉しいです。

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